高血圧・めまいの症例  |
Sさんは49歳の女性です。以前より血圧が高めで病院より降圧剤を処方されていました。2ヶ月前にめまいを感じて強い吐き気を伴ったため心配になり耳鼻科を受診したところ、メニエールといわれイソバイドを処方されました。その後
強い吐き気はなくなりましたが、時にめまいを感じもうひとつ良くなりません。
更年期の症状も感じ、時にカーッとのぼせることがあり、首筋のこりも気になります。食欲や便通には問題がありません。店頭の血流計で血圧を測ったところ158/103と高く、手足の血液循環が悪いこともわかりました。舌は暗い色をしており、舌苔は薄い白色です。舌裏静脈は怒張しています。めまいと血液循環の改善を希望して来店されました。
中国漢方ではめまいは眩暈と呼ばれています。高血圧に伴うめまいは肝の陽気が亢進して上亢したものが多いと考えられています。Sさんは更年期とも関係がありますが、のぼせが強いことなどより肝陽の上亢があると思われます。
また首筋のこりがあり、舌は暗く舌裏静脈の怒張もありますので淤血も考えられます。血流計で手足の血液循環が悪く、下の血圧が高いことも淤血を裏付けています。そこで肝陽を抑える釣藤散と淤血を改善する冠元顆粒を併用しました。
経過ですが、約1ヶ月の服用でほとんどめまいを感じなくなり血圧も下がってきました。のぼせも少しずつ和らいできています。その後も同じ薬を続けて体調も良好になっています。
| 考察: |
めまいには漢方薬が大変効果的です。Sさんは高血圧も合併しているため釣藤散と冠元顆粒の併用が効果的でした。めまいには低血圧、貧血、メニエール、脳梗塞、過労、自律神経失調など様々な原因があるため、西洋医学の診断と漢方医学の弁証を結合するとより良い効果が得られます。 |
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