中国漢方ダイエットA―りんご型肥満と洋ナシ型肥満―


 今回はりんご型肥満洋ナシ型肥満についてお話します。まずりんご型肥満ですが、ウエスト÷ヒップ=0.8以上(女性)1.0以上(男性)の方はこのタイプです。中年以降の男性に多く、ビール腹や中年太りなどと言われています。肉食や甘い物、辛い物などを食べ過ぎて、内臓に老廃物(漢方医学では血や湿熱と考えます)がたまり代謝が追いつかない状態です。
 一方、洋ナシ型肥満ですが、ウエスト÷ヒップ=0.8以下(女性)1.0以下(男性)の方はこのタイプです。思春期以降の若い女性に多く、それほど食べ過ぎてはいないのに下半身が太っていて、ひどいとむくみに近い状態になります。体の冷えているために代謝が悪く、痰湿(水毒や脂肪)がたまってしまいます。
上記のようにりんご型肥満と洋ナシ型肥満では体質や症状が異なるため、当然ダイエットの方法も異なってきます。
  りんご型肥満は食べ過ぎや偏食などにより血や湿熱などの老廃物が体内にたまった状態ですので、代謝を高めながら老廃物を大便や尿、汗などから排泄するこ
とを中心に考えます。防風通聖散、大柴胡湯、温胆湯、通導散、田七などの漢方薬を体質に合わせて使い分けます。
 洋ナシ型肥満は気の不足により冷えが生じ、基礎代謝が低下して痰湿がたまっている状態ですので、体を温めて代謝を活発にすることを中心に考えます。防己黄耆湯、当帰芍薬散、二陳湯、六君子湯などの漢方薬を体質に合わせて使い分けます。
 いずれのタイプも代謝を高めて体脂肪を燃焼させることは共通しています。チベットで取れる柳茶という薬草に体脂肪を燃焼する効果が高いことがわかっており、この柳茶を主薬とした三爽茶はどちらのタイプでも効果があります。
掲載:マイドゥー 2003年7月号



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