夏ばてについて−原因別に夏ばて対策をしましょう−


  今年の夏は特に暑いですね。このような暑い日が続くと必ず夏ばての心配がでてきます。夏ばては暑い夏の盛りよりもむしろ8月下旬から9月にかけて暑さが少し和らいだ頃に起きることが多いようです。夏ばてが起こる主な原因としては、@汗のかき過ぎよる、ミネラルやビタミンの消耗Aクーラーのあたり過ぎによる体温の調整不良B食欲減退による栄養不足C暑さによる睡眠不足などが考えられます。このような原因により、症状としては食欲の減退や体のだるさ、疲れがとれないなどが多く見られます。
 中国漢方では夏ばての原因別に対策を考えます。
  @のタイプは汗のかき過ぎにより体液と気が消耗すると考えます。体液と気を同時に補う麦味散がとても効果的です。症状がひどい時は西洋人参を併用するとさらに効果的です。
  Aのタイプは冷え性の女性が特になりやすいようです。体を温めて血行を良くする婦宝当帰膠が効果的です。関節の痛みが見られる方は独歩丸が効果的です。
  Bのタイプは先月紹介した胃腸虚弱の人に多く見られます。香砂六君子湯勝湿顆粒が効果的です。消化が悪いときは三仙茶を併用するとさらに効果的です。
  Cのタイプは睡眠不足により気血が不足します。十全大補湯帰脾湯が効果的です。自律神経の失調が見られる方は柴胡桂枝干姜湯などの柴胡剤が効果的です。
  上記のように原因に合わせた漢方治療を行うと、夏ばても長引かずに速やかに体調が回復いたします。
掲載:マイドゥー 2001年9月号



ホームページへ 漢方コラムトップへ